欧州マーケットダイジェスト・22日 株安・金利上昇・ポンド高
(22日終値:23日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=156.47円(22日15時時点比△0.17円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.54円(▲0.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0837ドル(▲0.0020ドル)
FTSE100種総合株価指数:8370.33(前営業日比▲46.12)
ドイツ株式指数(DAX):18680.20(▲46.56)
10年物英国債利回り:4.232%(△0.102%)
10年物独国債利回り:2.534%(△0.035%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
4月英消費者物価指数(CPI)
前月比 0.3% 0.6%
前年比 2.3% 3.2%
CPIコア指数(前年比) 3.9% 4.2%
4月英小売物価指数(RPI)
前月比 0.5% 0.5%
前年比 3.3% 4.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ポンドは全面高の展開。ポンドドルは一時1.2761ドルと3月21日以来の高値を付けたほか、ポンド円は199.54円と4月29日以来の高値を更新した。また、ユーロポンドは0.8504ポンドと3月8日の安値に面合わせした。4月英消費者物価指数(CPI)が予想を上回ると英中銀(BOE)による利下げ観測が後退し、ポンドを買う動きが広がった。
・ドル円は買い先行後、もみ合い。米長期金利の指標である米10年債利回りが4.45%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。21時前に一時156.61円と日通し高値を更新した。ただ、NYの取引時間帯に入ると徐々に値動きが鈍った。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日-5月1日分)やエヌビディアの決算発表を前に様子見ムードが広がると、積極的な売買は手控えられた。
・ユーロドルは頭が重かった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0822ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。米長期金利が上昇幅を縮めたことなどが相場を下支えした。
なお、4月米中古住宅販売件数は年率換算で414万件と予想の422万件を下回ったものの、相場の反応は限られた。
・ユーロ円は上値が重かった。アジア時間に一時169.93円と日通し高値を付けたものの、前日の高値169.94円が目先レジスタンスとして意識されると徐々に弱含んだ。23時前に一時169.44円と日通し安値を更新した。
・ロンドン株式相場は続落。4月英CPIの上振れでBOEによる利下げ観測が後退すると株売りが優勢となった。リオ・ティントやグレンコアなど素材株が売られたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値下がりした。HSBCやバークレイズなど金融株も軟調だった。
・フランクフルト株式相場は続落。「中国は大排気量エンジン搭載車の輸入にかかる税率を一時的に引き上げる可能性がある」と伝わると、ポルシェ(3.59%安)やBMW(1.71%安)など自動車株が売られた。コベストロ(4.07%安)やザルトリウス(2.33%安)なども値下がりした。
・欧州債券相場は下落。英CPIの上振れを受けて英国債に売りが出た。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=156.47円(22日15時時点比△0.17円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.54円(▲0.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0837ドル(▲0.0020ドル)
FTSE100種総合株価指数:8370.33(前営業日比▲46.12)
ドイツ株式指数(DAX):18680.20(▲46.56)
10年物英国債利回り:4.232%(△0.102%)
10年物独国債利回り:2.534%(△0.035%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
4月英消費者物価指数(CPI)
前月比 0.3% 0.6%
前年比 2.3% 3.2%
CPIコア指数(前年比) 3.9% 4.2%
4月英小売物価指数(RPI)
前月比 0.5% 0.5%
前年比 3.3% 4.3%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ポンドは全面高の展開。ポンドドルは一時1.2761ドルと3月21日以来の高値を付けたほか、ポンド円は199.54円と4月29日以来の高値を更新した。また、ユーロポンドは0.8504ポンドと3月8日の安値に面合わせした。4月英消費者物価指数(CPI)が予想を上回ると英中銀(BOE)による利下げ観測が後退し、ポンドを買う動きが広がった。
・ドル円は買い先行後、もみ合い。米長期金利の指標である米10年債利回りが4.45%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。21時前に一時156.61円と日通し高値を更新した。ただ、NYの取引時間帯に入ると徐々に値動きが鈍った。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日-5月1日分)やエヌビディアの決算発表を前に様子見ムードが広がると、積極的な売買は手控えられた。
・ユーロドルは頭が重かった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0822ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。米長期金利が上昇幅を縮めたことなどが相場を下支えした。
なお、4月米中古住宅販売件数は年率換算で414万件と予想の422万件を下回ったものの、相場の反応は限られた。
・ユーロ円は上値が重かった。アジア時間に一時169.93円と日通し高値を付けたものの、前日の高値169.94円が目先レジスタンスとして意識されると徐々に弱含んだ。23時前に一時169.44円と日通し安値を更新した。
・ロンドン株式相場は続落。4月英CPIの上振れでBOEによる利下げ観測が後退すると株売りが優勢となった。リオ・ティントやグレンコアなど素材株が売られたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値下がりした。HSBCやバークレイズなど金融株も軟調だった。
・フランクフルト株式相場は続落。「中国は大排気量エンジン搭載車の輸入にかかる税率を一時的に引き上げる可能性がある」と伝わると、ポルシェ(3.59%安)やBMW(1.71%安)など自動車株が売られた。コベストロ(4.07%安)やザルトリウス(2.33%安)なども値下がりした。
・欧州債券相場は下落。英CPIの上振れを受けて英国債に売りが出た。
(中村)