東京外国為替市場概況・15時 ドル円、底堅い

 27日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では156.76円と12時時点(156.73円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。本日はロンドン市場とニューヨーク市場が休場で動きづらい展開の中156.67円を安値に下げ渋り、156.70円台を中心に値動きは限定的。
 新発10年債利回りが2012年4月以来の高水準となる1.02%まで上昇したものの、円相場への影響は限定的だった。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0849ドルと12時時点(1.0850ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。本日は英米市場が休場で動きづらい展開の中、30日の大きめのNYカットオプション1.0850ドル付近での小動きが続いた。
 レーンECB専務理事兼主任エコノミストの発言「欧州中央銀行(ECB)は利下げを開始する準備が整っている」が伝えられたものの、ユーロへの影響はなかった。

 ユーロ円も動意薄。15時時点では170.07円と12時時点(170.04円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。169.97円までわずかに安値を更新した後、170円近辺の狭いレンジ内で振幅した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.67円 - 157.04円
ユーロドル:1.0838ドル - 1.0856ドル
ユーロ円:169.97円 - 170.43円


(山下)
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