東京外国為替市場概況・12時 ドル円、重い動きが継続

 27日の東京外国為替市場でドル円は重い動きが継続。12時時点では156.73円とニューヨーク市場の終値(156.99円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。緩やかながらも売りが継続し、12時過ぎには156.67円まで下値を広げた。内田日銀副総裁の「日本銀行は伝統的な金融政策の枠組みに戻った」などの発言が伝わり、明確な押し下げ要因になっている感はないものの、タカ派寄りな姿勢をうかがわせる内容といえた。

 ユーロ円も重い動き。12時時点では170.04円とニューヨーク市場の終値(170.23円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円のじり安推移にともなう円高傾向に沿った流れ。一時169.99円と、わずかながら170円の節目を割り込む振れもあった。

 ユーロドルは12時時点では1.0850ドルとニューヨーク市場の終値(1.0847ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。先週末NY終値付近の動きが続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.67円 - 157.04円
ユーロドル:1.0838ドル - 1.0856ドル
ユーロ円:169.99円 - 170.43円

(関口)
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