ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、強含み

 28日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。4時時点では157.15円と2時時点(156.96円)と比べて19銭程度のドル高水準。米2年債に続いて5年債の入札も低調な結果に終わると、ドル円はそれまで抑えられていた157.00円を上抜けた。4時半過ぎには23日以来となる157.16円まで強含んだ。なお、米10年債利回りは今月3日以来となる4.54%台まで上昇した。

 ユーロドルは上値が重い。4時時点では1.0858ドルと2時時点(1.0875ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。米金利の上昇で上値が重くなり、早朝安値に並ぶ1.0855ドルまで弱含んだ。

 ユーロ円は買い一服。4時時点では170.64円と2時時点(170.69円)と比べて5銭程度のユーロ安水準。ドル円の上昇に連れて170.80円まで強含んだが、徐々にユーロドルの上値が重くなるとユーロ円の買いも一服となった。ダウ平均が300ドル超下落していることや、エヌビディアがけん引して上昇していたナスダック総合も、一時上げ幅を全て吐き出したこともユーロ円の重しになった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.59円 - 157.16円
ユーロドル:1.0855ドル - 1.0889ドル
ユーロ円:170.28円 - 170.80円


(松井)
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