30日香港株=軟調か、米長期金利の上昇が重し 様子見ムードも

 30日の香港市場は軟調か。29日のNY市場で主要3指数はそろって下落。米10年債利回りは前日の4.54%から4.61%に上昇(価格は下落)。早期利下げ期待の後退が引き続き売り材料となったほか、米7年債入札の結果が低調だったことも米債の重しとなった。

 一方、ハンセン指数は前日に終値で8日以来3週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻しが期待できそうだ。また、中国では上海や広州、深センなど大都市でも住宅購入規制を緩和する動きが広がっていることはプラス材料。ただ、31日には中国で製造業購買担当景気指数(PMI)が発表されるとあって、様子見ムードが強まる可能性もある。

 29日の香港株の米国預託証券(ADR)はHSBC(00005)やテンセント(00700)、美団(03690)が香港終値を下回って引けた半面、アリババ集団(09988)が上回って引けた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。