東京外国為替市場概況・10時 ドル円 下落

 30日の東京外国為替市場でドル円は下落。10時時点では157.36円とニューヨーク市場の終値(157.64円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。昨日にドル高の手がかりとなった米10年債利回りは時間外で前日比プラス圏での動きとなるも、日本当局の円買い介入警戒感や日経平均の大幅続落も重しに、ドル円は157.31円まで弱含んだ。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では1.0796ドルとニューヨーク市場の終値(1.0801ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。昨日の安値近辺で引けたユーロドルは、小動きながら1.0795ドルまで下値を広げ戻りが鈍い。1.07ドル後半には日足一目均衡表・雲の上限(1.0791ドル)、200日移動平均線(1.0788ドル)や一目・基準線(1.0773ドル)など複数のテクニカルポイントが控えている。

 ユーロ円は売りが優勢。10時時点では169.89円とニューヨーク市場の終値(170.28円)と比べて39銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落と株安が重しとなり、169.84円まで下押した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.31円 - 157.67円
ユーロドル:1.0795ドル - 1.0807ドル
ユーロ円:169.84円 - 170.35円

(金)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。