東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

 29日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では157.13円と15時時点(157.23円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。安達日銀審議委員が円安対応について「長期の予想インフレ率上振れなど影響出てくれば考える」と発言したことに売りで反応し、一時156.92円と日通し安値を付けた。もっとも、156円台では押し目買い意欲が強いこともあり、すぐに反発。その後は156.10円を挟んだもみ合いとなっている。

 ユーロ円も下げ渋り。17時時点では170.50円と15時時点(170.51円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。安達日銀審議委員の発言を受けて170.25円まで下げた後は170.50円台まで持ち直すなど、総じてドル円と同様の動き。

 ユーロドルは17時時点では1.0851ドルと15時時点(1.0845ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:156.92円 - 157.40円
ユーロドル:1.0841ドル - 1.0860ドル
ユーロ円:170.25円 - 170.80円

(越後)
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