東京外国為替市場概況・12時 ドル円 強含み

 5日の東京外国為替市場でドル円は強含み。12時時点では155.47円とニューヨーク市場の終値(154.88円)と比べて59銭程度のドル高水準だった。朝方から本邦実需の買いが出ているとの声も聞かれるなか、中国・経済指標の発表後に豪ドル円が上値を試したことも支えに12時過ぎには155.59円まで上昇した。時間外の米10年債利回りが前日比プラス圏で推移したことにも後押しされた。

 豪ドル円は103.62円まで上昇し、豪ドル/ドルも0.6665ドルまでじり高となった。1-3月期豪国内総生産(GDP)は予想比で若干下振れたものの、相場の反応は鈍かった。一方、その後の5月中国Caixinサービス部門PMIが54.0と予想を上回る強さを見せたことには、豪ドル買いで反応している。

 ユーロ円は上げ幅拡大。12時時点では169.21円とニューヨーク市場の終値(168.50円)と比べて71銭程度のユーロ高水準だった。ドル円やクロス円全般に昨日からの買い戻しが優勢となり、日経平均の下げ幅縮小も支えに12時過ぎには169.33円までユーロ高・円安が進んだ。

 ユーロドルは12時時点では1.0883ドルとニューヨーク市場の終値(1.0879ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。1.0880ドル台で動意の鈍さが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.80円 - 155.59円
ユーロドル:1.0878ドル - 1.0886ドル
ユーロ円:168.41円 - 169.33円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。