東京外国為替市場概況・10時 ドル円 小幅高

 7日の東京外国為替市場でドル円は小幅高。10時時点では155.77円とニューヨーク市場の終値(155.61円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。買いが先行し一時155.85円まで上昇した。ただ、日経平均、時間外の米10年債利回りの動きが鈍く、今晩に注目の米雇用統計を控えていることもあり、上昇が一服するとNY終値付近に押し戻されるなど方向感は鈍い。
 鈴木財務相の「為替介入は抑制的に行われるべきものと考えている」「(為替について)急激な変動には、それをならす行為が必要」「今後も為替市場を注視し、必要に応じて万全の対応をとる」などの発言が伝わった。

 ユーロドルは10時時点では1.0890ドルとニューヨーク市場の終値(1.0890ドル)とほぼ同水準だった。NY終値前後でのこう着相場が継続。昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会の政策イベントはほぼ無風通過したこともあり、足もとでは1.08ドル半ばの日足一目均衡表・転換線が下支えとなる一方で、1.09ドル台前半では上値が抑えられている。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では169.63円とニューヨーク市場の終値(169.47円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルのこう着相場が続くなか、ドル円につれた動き。下値の堅い動きとなるも、169.68円まで上昇した後169.40円台に押し戻されるなど小幅の上下にとどまっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.55円 - 155.85円
ユーロドル:1.0887ドル - 1.0893ドル
ユーロ円:169.42円 - 169.68円

(金)
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