東京マーケットダイジェスト・26日 円高・株安

(26日15時時点)
ドル円:1ドル=153.71円(前営業日NY終値比▲0.52円)
ユーロ円:1ユーロ=161.02円(▲0.85円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0475ドル(▲0.0020ドル)
日経平均株価:38442.00円(前営業日比▲338.14円)
東証株価指数(TOPIX):2689.55(▲26.05)
債券先物12月物:142.93円(△0.08円)
新発10年物国債利回り:1.060%(▲0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.32600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
10月企業向けサービス価格指数
前年同月比   2.9%      2.8%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・カナダドルやメキシコペソは急落。トランプ次期米大統領が「就任と同時に中国に追加関税を10%、カナダ、メキシコには全輸入品に25%の関税をかける」と発表すると両通貨に売りが集中し、対ドルでは20.7504ペソ、1.4178カナダドル、対円では7.43円、108.61円まで急速に値を下げた。

・ドル円は上値が重い。対カナダドルやメキシコペソでのドル急騰を受けて154.49円まで上昇したが、次第にクロス円の下落につれて失速。午後に入ってもその流れが継続し、一時153.55円まで値を下げ、昨日安値に面合わせした。

・ユーロ円は売り優勢。ペソ円とカナダドル円の下落につれて下値を探る動きとなり、一時160.59円まで値を下げた。一巡後は急ピッチで下げた反動から161.30円台まで反発している。

・ユーロドルは下値が堅い。トランプ氏の発言でドル高が進むと1.0425ドルまで下落したが、一巡すると反動からショートカバーが優勢となり1.04ドル台後半まで切り返した。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反落。トランプ氏の発言で投資家心理が悪化し売りが活発化した。値嵩株の半導体関連株などに売りが広がり指数は700円超安まで下げ幅を広げる場面があった。

・債券先物相場は3日続伸。前日NY市場にて米長期金利が低下した流れを引き継いで、買いが先行。本邦の利上げ観測を背景にした下押しも限られた。


(越後)
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