東京マーケットダイジェスト・25日 ドル安・株高

(25日15時時点)
ドル円:1ドル=154.26円(前営業日NY終値比▲0.52円)
ユーロ円:1ユーロ=161.65円(△0.41円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0479ドル(△0.0061ドル)
日経平均株価:38780.14円(前営業日比△496.29円)
東証株価指数(TOPIX):2715.60(△19.07)
債券先物12月物:142.85円(△0.13円)
新発10年物国債利回り:1.070%(▲0.010%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.32600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
       <発表値>  <前回発表値>
9月景気動向指数改定値
一致指数    115.3      115.7
9月景気先行指数改定値
先行指数    109.1      109.4

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。トランプ次期米大統領が次期財務長官に財政規律を重視するスコットベッセント氏を指名したことを受けて、週明け早朝は下方向に窓を開けてスタート。ゴトー日(5・10日)の東京仲値にかけて下げ渋る場面もあったが、時間外の米10年債利回りが低下したこともあり、売りが再開すると153.55円まで売り込まれた。
 ただ、次期米財務長官に指名されたベッセント氏がインタビューで「優先事項はトランプ大統領のさまざまな減税公約を実行することだ」「ドルの準備通貨としての世界での地位を維持する」と発言したことで一転してショートカバーが優勢に。一時154.51円まで買い上げられた。

・ユーロドルは強含み。週明け早朝からショートカバーが優勢となり、先週末高値の1.0498ドルを上抜けて1.0501ドルまで値を上げた。その後は欧州勢の本格参入を前に1.04ドル台後半でのもみ合いとなった。

・ユーロ円は底堅い。ユーロドルが上昇したことにつれて161.93円まで上昇。ドル円が売られた影響から160.99円まで失速する場面も見られたが、ドル円が買い戻されると高値圏まで持ち直した。

・日経平均株価は続伸。先週末のダウ平均が史上最高値を更新したことを好感して週明けの日本株も買いが優勢となった。国内企業の中間配当の再投資による買いなども追い風となった。

・債券先物相場は続伸。前週末の米国債券相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行。一時142.91円まで上値を伸ばし、その後の下値も堅かった。

(越後)
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