東京マーケットダイジェスト・22日 円安・株高

ドル円:1ドル=154.70円(前営業日NY終値比△0.16円)
ユーロ円:1ユーロ=161.88円(△0.01円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0464ドル(▲0.0010ドル)
日経平均株価:38283.85円(前営業日比△257.68円)
東証株価指数(TOPIX):2696.53(△13.72)
債券先物12月物:142.72円(△0.11円)
新発10年物国債利回り:1.080%(▲0.015)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.327%(横ばい)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>  <前回発表値>
10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比  2.3%     2.4%
10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)
前年同月比  2.3%     2.1%

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。10月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)が前年比で予想より強かったことで12月に日銀が利上げするのではとの思惑が高まり、円買いが強まると153.97円まで下落。ただ、昨日安値153.91円が目先の支持として意識されると下げ渋る動きとなり、その後は日経平均の堅調推移もあり15時過ぎに154.92円まで切り返した。

・ユーロ円も底堅い。本邦CPIを受けて円買いが優勢になる中で161.20円まで下落するも、その後は本邦株高を手がかりに切り返すと、15時過ぎに162.17円まで上値を広げた。ドル円の上昇も追い風となった。

・ユーロドルは軟調。ロシアとウクライナを巡る地政学リスクへの懸念から上値の重い展開が継続。一時1.0462ドルまで下落して前日安値に面合わせとなった。

・日経平均株価は3営業日ぶり反発。前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、高く始まった後も買いの勢いが続いた。直近の下落を受け、自律反発を狙った買いが入ったとの声も聞かれた。

・債券先物相場は堅調。本邦CPI後に日銀の利上げ期待が高まる中で債券売りが優勢となる場面が見られるも、一時的。その後は利回りが1.1%の心理的節目に近付き、利回りの高さに着目した買いが優勢となると、142円77銭まで上値を伸ばした。

(川畑)
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