東京マーケットダイジェスト・21日 円高・株安

ドル円:1ドル=155.17円(前営業日NY終値比▲0.27円)
ユーロ円:1ユーロ=163.65円(▲0.23円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0547ドル(△0.0003ドル)
日経平均株価:38026.17円(前営業日比▲326.17円)
東証株価指数(TOPIX):2682.81(▲15.48)
債券先物12月物:142.61円(▲0.28円)
新発10年物国債利回り:1.08%(△0.015)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.327%(△0.011)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
    <発表値>    <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
  9669億円の処分超 1兆7246億円の所得超
対内株式
  1276億円の取得超 5142億円の所得超・改

(各市場の動き)
・ドル円は軟調。早朝の商いの薄い時間帯にやや売りが散見されると、その後は日経平均の軟調推移もあり、上値の重い展開が続いた。日本株売りが一服すると下げ渋って155円前半まで回復する場面もあったが、15時過ぎにウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が「金利はさらに低下する可能性がある」「ディスインフレは続くだろう」などと発言したことが伝わると、154.56円まで下落した。

・ユーロ円も軟調。日経平均の軟調推移を眺め上値の重いなか、15時過ぎにドル円が下押した影響を受けて163.13円まで下値を広げた。

・ユーロドルは小動き。時間外の米10年債利回りが小幅に低下しているので、1.0555ドルまで上昇したが、本日これまでの値幅はわずか15Pips程度と小動きの域を出なかった。

・日経平均株価は軟調。前日NY市場引け後に発表された半導体大手エヌビディアが決算を発表、好業績ながら同株が売られた。このことが影響して日経平均は半導体株が下げた影響を受けて、下げ幅が400円超となる場面が見られた。

・債券先物相場は軟調。日本政府による経済対策の規模が膨らみ、国債の増発につながることが懸念され、需給が緩むとの観測から債券売りが優勢となった。なお、本日行われた20年債入札は投資家から一定の需要が確認され、「概ね無難な結果」との指摘があった。


(川畑)
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