東京マーケットダイジェスト・20日 円安・株小幅安

ドル円:1ドル=155.18円(前営業日NY終値比△0.52円)
ユーロ円:1ユーロ=164.29円(△0.43円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0587ドル(▲0.0009ドル)
日経平均株価:38352.34円(前営業日比▲62.09円)
東証株価指数(TOPIX):2698.29(▲11.74)
債券先物12月物:142.89円(横ばい)
新発10年物国債利回り:1.065%(横ばい)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.31600%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
        <発表値>   <前回発表値>
10月貿易統計(通関ベース)
季節調整前  4612億円の赤字 2941億円の赤字・改
季節調整済  3577億円の赤字 2746億円の赤字・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。ウクライナを巡る過度な警戒感がいったん後退するなか、昨日NY時間からの買い戻しの流れを引き継いだ。5・10日(ゴトー日)の仲値に向けた買いも観測されると、昨日高値の154.80円を上抜けて上げ幅を拡大。15時30分過ぎには155.40円まで上値を伸ばした。

・ユーロ円も強含み。ドル円と同じく昨日の引けにかけて進んだ買い戻しの流れを引き継ぐ格好となった。日経平均株価の失速などで上値が重くなる場面もあったが、15時30分過ぎに164.57円まで本日高値を更新した。

・ユーロドルは小安い。朝方に1.0610ドルまで上昇する場面もあったが、今週は連日1.06ドル台で上値の重さが意識されており、この日も次第に上値を切り下げた。ドル円などでドル買いが進んだ影響もあり、一時1.0583ドルまで下押しした。

・日経平均株価は小幅反落。ウクライナ情勢を巡る地政学リスクが投資家心理を冷やした。株価指数先物主導で売りに押される展開となり、指数は一時230円超安まで下押し。ただ、海外投資家からの先物売りが一服すると下げ渋るなど、一方的に値を下げる展開にもならなかった。本日に米半導体大手エヌビディアの決算発表を控えており、積極的な売買が手控えられた面もある。

・債券先物相場は横ばい。ロシアとウクライナを巡る地政学リスクの高まりから安全資産とされる債券需要が意識されて、一時143円02銭まで上昇。もっとも、日銀の追加利上げ観測がくすぶる中で上値も限られ、その後は徐々に上げ幅を縮小した。

(岩間)
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