NYマーケットダイジェスト・18日 株まちまち・金利低下・ユーロ高
(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=154.66円(前営業日比△0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.93円(△1.27円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0598ドル(△0.0058ドル)
ダウ工業株30種平均:43389.60ドル(▲55.39ドル)
ナスダック総合株価指数:18791.81(△111.69)
10年物米国債利回り:4.41%(▲0.03%)
WTI原油先物12月限:1バレル=69.16ドル(△2.14ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2614.6ドル(△44.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
46 43
9月対米証券投資動向
短期債を含む 3984億ドル 759億ドル・改
短期債を除く 2161億ドル 1088億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.48%台まで上昇するとユーロ売り・ドル買いが先行。20時30分過ぎに一時1.0533ドル付近まで値を下げた。
ただ、週明け早朝取引で付けた日通し安値1.0526ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.40%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを促し、前週末の高値1.0593ドルを上抜けて一時1.0607ドルまで上値を伸ばした。
市場では「米景気の底堅さや欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景に、足もとで相場下落が続いたあとだけに、持ち高調整目的のユーロ買い・ドル売りが入りやすかった」との声が聞かれた。
・ドル円は反発。トランプ次期政権が掲げる政策によりインフレ再燃が懸念されるほか、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が若干後退していることが円売り・ドル買いを促し、22時過ぎに一時155.36円と日通し高値を付けた。
ただ、買い一巡後は次第に上値が重くなった。米長期金利が低下に転じたことなどが相場の重しとなり、4時過ぎには154.57円付近まで下押しした。
・ユーロ円も反発。ドル円の上昇につれた買いが入ったあともユーロドルの上昇につれた買いが続いたため、終始底堅い展開となった。4時過ぎには一時163.98円と本日高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続落。前週にパウエルFRB議長が利下げを急がない姿勢を示したことから、FRBによる利下げペースが鈍るとの観測がくすぶり、相場の重しとなった。もっとも、米半導体大手エヌビディア決算などの材料待ちとなる中、積極的な商いは手控えられ、大きな方向感は出なかった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに自律反発狙いの買いが入った。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。米利下げペースが鈍るとの観測がくすぶる中、売り先行で始まったものの、そのあとは持ち高調整目的の買いが優勢となり上げに転じた。
・原油先物相場は大幅反発。露・ウクライナ間の緊張が高まり、地政学リスクに着目した買いが再燃。先週末の反落幅を帳消しにする上昇となった。バイデン米大統領がウクライナに供与した長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を容認するとのニュースが材料視された。ロシアの原油関連施設への影響が懸念された。
・金先物相場は7日ぶりに大幅反発。対ユーロなどでドル安が進み、米金利が低下気味に推移するなか、金相場は下落が続いてきた後を受けて反動の買いが入りやすかった。ドル安はドル建て金価格に割安感を生じさせ、米金利低下は金利が付かない資産である金の相対的な投資妙味改善を意識させる要因となる。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=154.66円(前営業日比△0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.93円(△1.27円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0598ドル(△0.0058ドル)
ダウ工業株30種平均:43389.60ドル(▲55.39ドル)
ナスダック総合株価指数:18791.81(△111.69)
10年物米国債利回り:4.41%(▲0.03%)
WTI原油先物12月限:1バレル=69.16ドル(△2.14ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2614.6ドル(△44.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
46 43
9月対米証券投資動向
短期債を含む 3984億ドル 759億ドル・改
短期債を除く 2161億ドル 1088億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.48%台まで上昇するとユーロ売り・ドル買いが先行。20時30分過ぎに一時1.0533ドル付近まで値を下げた。
ただ、週明け早朝取引で付けた日通し安値1.0526ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.40%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを促し、前週末の高値1.0593ドルを上抜けて一時1.0607ドルまで上値を伸ばした。
市場では「米景気の底堅さや欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景に、足もとで相場下落が続いたあとだけに、持ち高調整目的のユーロ買い・ドル売りが入りやすかった」との声が聞かれた。
・ドル円は反発。トランプ次期政権が掲げる政策によりインフレ再燃が懸念されるほか、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が若干後退していることが円売り・ドル買いを促し、22時過ぎに一時155.36円と日通し高値を付けた。
ただ、買い一巡後は次第に上値が重くなった。米長期金利が低下に転じたことなどが相場の重しとなり、4時過ぎには154.57円付近まで下押しした。
・ユーロ円も反発。ドル円の上昇につれた買いが入ったあともユーロドルの上昇につれた買いが続いたため、終始底堅い展開となった。4時過ぎには一時163.98円と本日高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続落。前週にパウエルFRB議長が利下げを急がない姿勢を示したことから、FRBによる利下げペースが鈍るとの観測がくすぶり、相場の重しとなった。もっとも、米半導体大手エヌビディア決算などの材料待ちとなる中、積極的な商いは手控えられ、大きな方向感は出なかった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに自律反発狙いの買いが入った。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。米利下げペースが鈍るとの観測がくすぶる中、売り先行で始まったものの、そのあとは持ち高調整目的の買いが優勢となり上げに転じた。
・原油先物相場は大幅反発。露・ウクライナ間の緊張が高まり、地政学リスクに着目した買いが再燃。先週末の反落幅を帳消しにする上昇となった。バイデン米大統領がウクライナに供与した長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を容認するとのニュースが材料視された。ロシアの原油関連施設への影響が懸念された。
・金先物相場は7日ぶりに大幅反発。対ユーロなどでドル安が進み、米金利が低下気味に推移するなか、金相場は下落が続いてきた後を受けて反動の買いが入りやすかった。ドル安はドル建て金価格に割安感を生じさせ、米金利低下は金利が付かない資産である金の相対的な投資妙味改善を意識させる要因となる。
(中村)