NYマーケットダイジェスト・26日 株高・金利上昇・ユーロ高
(26日終値)
ドル・円相場:1ドル=144.81円(前営業日比△0.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.86円(△0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1177ドル(△0.0044ドル)
ダウ工業株30種平均:42175.11ドル(△260.36ドル)
ナスダック総合株価指数:18190.29(△108.08)
10年物米国債利回り:3.80%(△0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=67.67ドル(▲2.02ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2694.9ドル(△10.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4-6月期米国内総生産(GDP)確定値
(前期比年率) 3.0% 3.0%
個人消費確定値
(前期比年率) 2.8% 2.9%
コアPCE確定値
(前期比年率) 2.8% 2.8%
8月米耐久財受注額
(前月比) 0.0% 9.9%・改
輸送用機器を除く
(前月比) 0.5% ▲0.1%・改
前週分の米新規失業保険申請件数
21.8万件 22.2万件・改
8月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
(前月比) 0.6% ▲5.5%
(前年比) ▲4.3% ▲4.6%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。前週分の米新規失業保険申請件数や8月米耐久財受注額などが予想より強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが先行。23時過ぎに一時1.1126ドルと日本時間夕刻に付けた日通し安値に面合わせした。
ただ、前日の安値1.1122ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。今週に入って中国で景気浮揚策の発表が相次ぎ、投資家心理が楽観に傾く中、欧米株高に伴うリスク・オンのユーロ買い・ドル売りも入った。月末・四半期末が近づく中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると一時1.1189ドルと日通し高値を更新した。
・ドル円は小幅ながら続伸。米10年債利回りが3.75%台へ低下した局面で円買い・ドル売りが強まると一時144.11円と日通し安値を更新した。
ただ、米経済指標が強い内容だったことが伝わると、米10年債利回りが3.81%台まで上昇。米金利上昇に伴う円売り・ドル買いが出て一時145.21円と4日以来の高値を付けた。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売りも出た。
もっとも、ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると144.51円付近まで下押しした。明日27日の自民党総裁選投開票を前に様子見ムードも強く、大きな方向感が出にくい面もあったようだ。
・ユーロ円は3日続伸。21時過ぎに一時160.75円と本日安値を付けたものの、世界的な株高を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となった。日本時間夕刻に付けた高値161.85円を上抜けて、取引終了間際には161.92円と3日以来の高値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。中国で景気浮揚策の発表が相次ぎ、一連の景気刺激策が中国経済を支えるとの見方が広がった。中国経済の恩恵を受けやすいとみられるキャタピラーやダウ、スリーエムが買われ相場の押し上げ要因となった。この日発表の米経済指標が景気の底堅さを示したことも投資家心理の改善につながった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、7月16日以来約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。前週分の米新規失業保険申請件数や8月米耐久財受注額などが予想より強い内容だったことを受けて売りが優勢となった。
・原油先物相場は大幅続落。英FT紙が「サウジアラビアが12月から増産する用意がある」と報じたことで、需給のゆるみが懸念されて原油売りが強まった。
・金先物相場は7日続伸し、史上最高値を更新した。この日も中国当局が追加の景気浮揚策を発表したことなどを受け、中国の景気回復が金需要の拡大につながるとの見方から買いが先行した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=144.81円(前営業日比△0.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.86円(△0.70円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1177ドル(△0.0044ドル)
ダウ工業株30種平均:42175.11ドル(△260.36ドル)
ナスダック総合株価指数:18190.29(△108.08)
10年物米国債利回り:3.80%(△0.02%)
WTI原油先物11月限:1バレル=67.67ドル(▲2.02ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2694.9ドル(△10.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4-6月期米国内総生産(GDP)確定値
(前期比年率) 3.0% 3.0%
個人消費確定値
(前期比年率) 2.8% 2.9%
コアPCE確定値
(前期比年率) 2.8% 2.8%
8月米耐久財受注額
(前月比) 0.0% 9.9%・改
輸送用機器を除く
(前月比) 0.5% ▲0.1%・改
前週分の米新規失業保険申請件数
21.8万件 22.2万件・改
8月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
(前月比) 0.6% ▲5.5%
(前年比) ▲4.3% ▲4.6%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。前週分の米新規失業保険申請件数や8月米耐久財受注額などが予想より強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが先行。23時過ぎに一時1.1126ドルと日本時間夕刻に付けた日通し安値に面合わせした。
ただ、前日の安値1.1122ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。今週に入って中国で景気浮揚策の発表が相次ぎ、投資家心理が楽観に傾く中、欧米株高に伴うリスク・オンのユーロ買い・ドル売りも入った。月末・四半期末が近づく中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると一時1.1189ドルと日通し高値を更新した。
・ドル円は小幅ながら続伸。米10年債利回りが3.75%台へ低下した局面で円買い・ドル売りが強まると一時144.11円と日通し安値を更新した。
ただ、米経済指標が強い内容だったことが伝わると、米10年債利回りが3.81%台まで上昇。米金利上昇に伴う円売り・ドル買いが出て一時145.21円と4日以来の高値を付けた。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売りも出た。
もっとも、ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると144.51円付近まで下押しした。明日27日の自民党総裁選投開票を前に様子見ムードも強く、大きな方向感が出にくい面もあったようだ。
・ユーロ円は3日続伸。21時過ぎに一時160.75円と本日安値を付けたものの、世界的な株高を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となった。日本時間夕刻に付けた高値161.85円を上抜けて、取引終了間際には161.92円と3日以来の高値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。中国で景気浮揚策の発表が相次ぎ、一連の景気刺激策が中国経済を支えるとの見方が広がった。中国経済の恩恵を受けやすいとみられるキャタピラーやダウ、スリーエムが買われ相場の押し上げ要因となった。この日発表の米経済指標が景気の底堅さを示したことも投資家心理の改善につながった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、7月16日以来約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。前週分の米新規失業保険申請件数や8月米耐久財受注額などが予想より強い内容だったことを受けて売りが優勢となった。
・原油先物相場は大幅続落。英FT紙が「サウジアラビアが12月から増産する用意がある」と報じたことで、需給のゆるみが懸念されて原油売りが強まった。
・金先物相場は7日続伸し、史上最高値を更新した。この日も中国当局が追加の景気浮揚策を発表したことなどを受け、中国の景気回復が金需要の拡大につながるとの見方から買いが先行した。
(中村)