NYマーケットダイジェスト・23日 株反落・円高・ユーロ安
(23日終値)
ドル・円相場:1ドル=155.59円(前営業日比▲1.45円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=168.88円(▲2.15円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0854ドル(▲0.0037ドル)
ダウ工業株30種平均:40358.09ドル(▲57.35ドル)
ナスダック総合株価指数:17997.35(▲10.22)
10年物米国債利回り:4.25%(横ばい)
WTI原油先物9月限:1バレル=76.96ドル(▲1.44ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2407.3ドル(△12.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月米リッチモンド連銀製造業景気指数
▲17 ▲10
6月米中古住宅販売件数
(前月比) ▲5.4% ▲0.7%
(年率換算件数)389万件 411万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。前週の河野太郎デジタル相に続き、自民党の茂木敏充幹事長が22日の講演で「日銀は段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」と話し、日銀の利上げに言及すると、日銀の政策正常化への思惑が高まり円買い・ドル売りが優勢となった。
21時30分前には156.27円付近まで下げ渋る場面もあったが、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると再び弱含む展開に。取引終了間際には一時155.57円と日通し安値を更新した。
なお、この日発表の6月米中古住宅販売件数や7月米リッチモンド連銀製造業指数は予想より弱い内容となった。
・ユーロドルは反落。欧州時間にデギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が「9月は意思決定するには適した月である」と述べたと伝わると、ECBが9月に追加利下げに動くとの思惑が高まった。全般ユーロ売りが優勢になると、24時前に一時1.0844ドルと日通し安値を更新した。
なお、ユーロポンドは一時0.8398ポンド、ユーロカナダドルは1.4932カナダドル、ユーロスイスフランは0.9669スイスフランまで値を下げた。
・ユーロ円は大幅に3日続落。30-31日に日銀金融政策決定会合を控える中、日銀の金融政策正常化への思惑が高まると円買いが優勢となった。ECBの追加利下げ観測を背景にユーロ安も進むと、2時30分過ぎに一時168.84円と6月17日以来の安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。今週から本格化する米企業決算への期待から買いが入った半面、25日の4-6月期米国内総生産(GDP)速報値や26日の6月米個人消費支出(PCE)デフレーターなど、重要指標の発表を前に持ち高調整目的の売りが出た。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落。
・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。25日の4-6月期米GDP速報値や26日の6月米PCEデフレーターなど重要指標の発表を前に積極的な売買は手控えられた。
・原油先物相場は4日続落。ECBによる追加利下げ観測を背景としたユーロ安・ドル高など、多くの主要通貨に対してドルが強含んだことがドル建て原油価格の押し下げ要因となった。ネタニヤフ・イスラエル首相の訪米を受け、ガザ停戦交渉が進む可能性を意識した供給回復の思惑も原油買いの動きを滞らせた。
・金先物相場は1週間ぶりに反発。25日に4-6月期米GDP速報値、週末26日にFRBがインフレ指標として重視するPCEデフレーター6月分の発表を控えるなか、このところ下落が続いたことに対する反動の買い戻しが入った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=155.59円(前営業日比▲1.45円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=168.88円(▲2.15円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0854ドル(▲0.0037ドル)
ダウ工業株30種平均:40358.09ドル(▲57.35ドル)
ナスダック総合株価指数:17997.35(▲10.22)
10年物米国債利回り:4.25%(横ばい)
WTI原油先物9月限:1バレル=76.96ドル(▲1.44ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2407.3ドル(△12.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月米リッチモンド連銀製造業景気指数
▲17 ▲10
6月米中古住宅販売件数
(前月比) ▲5.4% ▲0.7%
(年率換算件数)389万件 411万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。前週の河野太郎デジタル相に続き、自民党の茂木敏充幹事長が22日の講演で「日銀は段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」と話し、日銀の利上げに言及すると、日銀の政策正常化への思惑が高まり円買い・ドル売りが優勢となった。
21時30分前には156.27円付近まで下げ渋る場面もあったが、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると再び弱含む展開に。取引終了間際には一時155.57円と日通し安値を更新した。
なお、この日発表の6月米中古住宅販売件数や7月米リッチモンド連銀製造業指数は予想より弱い内容となった。
・ユーロドルは反落。欧州時間にデギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が「9月は意思決定するには適した月である」と述べたと伝わると、ECBが9月に追加利下げに動くとの思惑が高まった。全般ユーロ売りが優勢になると、24時前に一時1.0844ドルと日通し安値を更新した。
なお、ユーロポンドは一時0.8398ポンド、ユーロカナダドルは1.4932カナダドル、ユーロスイスフランは0.9669スイスフランまで値を下げた。
・ユーロ円は大幅に3日続落。30-31日に日銀金融政策決定会合を控える中、日銀の金融政策正常化への思惑が高まると円買いが優勢となった。ECBの追加利下げ観測を背景にユーロ安も進むと、2時30分過ぎに一時168.84円と6月17日以来の安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。今週から本格化する米企業決算への期待から買いが入った半面、25日の4-6月期米国内総生産(GDP)速報値や26日の6月米個人消費支出(PCE)デフレーターなど、重要指標の発表を前に持ち高調整目的の売りが出た。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落。
・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。25日の4-6月期米GDP速報値や26日の6月米PCEデフレーターなど重要指標の発表を前に積極的な売買は手控えられた。
・原油先物相場は4日続落。ECBによる追加利下げ観測を背景としたユーロ安・ドル高など、多くの主要通貨に対してドルが強含んだことがドル建て原油価格の押し下げ要因となった。ネタニヤフ・イスラエル首相の訪米を受け、ガザ停戦交渉が進む可能性を意識した供給回復の思惑も原油買いの動きを滞らせた。
・金先物相場は1週間ぶりに反発。25日に4-6月期米GDP速報値、週末26日にFRBがインフレ指標として重視するPCEデフレーター6月分の発表を控えるなか、このところ下落が続いたことに対する反動の買い戻しが入った。
(中村)