欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、軟調

 10日の欧州外国為替市場でユーロ円は軟調。20時時点では168.38円と、17時時点(169.00円)と比べて62銭程度のユーロ安水準だった。欧州株や日米株価先物のさえない推移を受けて、リスク回避の円買いが優位。ユーロドルの重い推移もあって、ユーロ円は一時168.30円まで、ポンド円も198.94円まで下落した。

 ユーロドルは弱含み。20時時点では1.0737ドルと17時時点(1.0764ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。カジミール・スロバキア中銀総裁やナーゲル独連銀総裁からは追加利下げに慎重な発言が伝わったが反応は鈍かった。1.0733ドルまで下値を探った。

 ドル円もさえず。20時時点では156.82円と17時時点(157.00円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。クロス円が円高推移となるなか、ドル円も円買い方向の動きが進んだ。156.74円前後へ下押す場面もあった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.52円 - 157.20円
ユーロドル:1.0733ドル - 1.0809ドル
ユーロ円:168.30円 - 169.35円

(関口)
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