東京外国為替市場概況・17時 ドル円 じり高

 11日午後の東京外国為替市場でドル円はじり高。17時時点では157.34円と15時時点(157.29円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。高値圏の157.20円台でこう着相場が続いていたが、16時半過ぎに157.36円までわずかに高値を更新した。先週末の米雇用統計を受けた堅調地合いが維持されている。ただ、今週はこれから日米金融政策イベントや米5月消費者物価指数(CPI)などの発表を控え、積極的に上値を試す動きにはなっていない。

 ユーロドルは動意薄。17時時点では1.0764ドルと15時時点(1.0765ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.0774ドルまで上値を広げたものの、本日これまでのレンジは14Pips程度と方向感は出ていない。シムカス・リトアニア中銀総裁やビルロワドガロー仏中銀総裁など複数の欧州中央銀行(ECB)関係者の発言が伝わったが、反応は見られなかった。
 
 ユーロ円は17時時点では169.36円と15時時点(169.33円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。欧州勢参入後も為替相場全体が静かな動きとなり、ユーロ円も169.30円台を中心に値動きは限られたが、一時169.42円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.96円 - 157.36円
ユーロドル:1.0760ドル - 1.0774ドル
ユーロ円:168.97円 - 169.42円


(金)
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