今日の株式見通し=堅調か 弱いCPIを受けて米長期金利が大幅に低下
東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は35ドル安の38712ドルで取引を終えた。5月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る結果となり、10年債利回りが大きく低下。これを受けて、序盤では300ドル超上昇する場面があった。FOMCでは大方の予想通り政策金利は据え置きとなったが、ドットチャートでは年内1回の利下げ見通しが示唆された。前回3月会合では年3回の見通しであっただけに、FOMC結果を受けて失速。マイナス圏に沈んだ。ドル円は足元156円70銭近辺で推移している。米長期金利が低下したことで大きく円高(ドル安)に振れる場面もあった。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて220円高の39170円、ドル建てが215円高の39165円で取引を終えた。
米3指数は失速したのはダウ平均だけで、S&P500とナスダックは弱いCPIを好感して高く始まった後は堅調に推移した。ナスダックは1.5%高と強い動きを見せており、日本株は米長期金利の低下を好感した買いが入ると予想する。円高がそこまで進まなかったことはプラス材料。金融株など金利低下局面では買われづらいセクターもあること、あすに日銀金融政策決定会合が控えていることなどから、ガンガン上値を追うような地合いは期待しづらいものの、米国株の強い基調に変化はないとの見方から、しっかりとした動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38950円-39350円。
米3指数は失速したのはダウ平均だけで、S&P500とナスダックは弱いCPIを好感して高く始まった後は堅調に推移した。ナスダックは1.5%高と強い動きを見せており、日本株は米長期金利の低下を好感した買いが入ると予想する。円高がそこまで進まなかったことはプラス材料。金融株など金利低下局面では買われづらいセクターもあること、あすに日銀金融政策決定会合が控えていることなどから、ガンガン上値を追うような地合いは期待しづらいものの、米国株の強い基調に変化はないとの見方から、しっかりとした動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38950円-39350円。