欧州外国為替市場概況・20時 ポンド、下落

 20日の欧州外国為替市場でポンドは下落。英イングランド銀行(BOE、英中央銀行)は政策金利を5.25%に据え置いたと発表。議事要旨では前回と同様に2人が0.25%の利下げを主張したことが明らかになった。いずれも予想通りだったが、短期金融市場では英利下げ見通しが強まり、発表後はポンド売りが進行。対ドルで1.2680ドルまで本日安値を更新したほか、ポンド円も201.36円の高値から200.80円台まで失速した。

 ドル円は高値圏でのもみ合い。20時時点では158.41円と17時時点(158.27円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。14日につけた直近高値の158.26円を上抜けると、目先のストップロス注文を巻き込みながら一時158.47円まで上昇。その後も高値圏での推移が続いている。

 ユーロドルは売りが一服。20時時点では1.0728ドルと17時時点(1.0724ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。17時過ぎに1.0713ドルの安値をつけたものの、一巡後は1.0730ドル台まで下げ渋った。

 ユーロ円は下値が堅い。20時時点では169.95円と17時時点(169.73円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。17時過ぎに169.63円の安値をつけたが、その後はドル円やユーロドルの上昇につれて切り返し、170.00円まで本日高値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.92円 - 158.47円
ユーロドル:1.0713ドル - 1.0749ドル
ユーロ円:169.63円 - 170.00円

(岩間)
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