ドル円、158円台後半で下値堅い 財務官発言で一時売りもインフレ指標弱く買い戻し

 ドル円は下値が堅い。米為替報告書による日本の監視リスト入りについて神田財務官が「何か問題があるとは捉えていない」「過度な変動があれば適切に対応する方針は変わらない」と発言したことで158.82円まで下押ししたものの、下値は限定的だった。
 5月全国消費者物価指数(CPI)がコア指数・コアコア指数ともに市場予想を下回ったことが伝わると、日銀が金融引き締めを積極的に行いづらくなるのではとの思惑から158.94円付近まで持ち直している。

(越後)
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