今日の株式見通し=小動きか ダウ平均は大幅高もエヌビディアは大幅安

 東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は260ドル高の39411ドルで取引を終えた。エヌビディアが6%超下落するなど、半導体株が売りに押された。一方、エネルギー株や金融株を中心に他の多くのセクターには買いが入ったことから、ダウ平均は上に値幅が出た。ドル円は足元159円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて30円安の38710円、ドル建てが15円高の38755円で取引を終えた。

 日本株も米国の物色をなぞるように、半導体株が嫌われる流れとなるだろう。日本では半導体株が弱いと指数の強い上昇は期待しづらい。ただ、米国はエヌビディアの大幅安を冷静に消化していることから、下値も堅いとみる。米10年債利回りは小幅に低下しており、半導体株以外のグロース株を強く売る理由は乏しい。市況関連などバリュー系の業種には買いが入ると期待できる。物色に濃淡がつくことで方向感は出づらく、場中は現状近辺での一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは38650円-38950円。
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