東京外国為替市場概況・17時 ドル円、堅調

 26日午後の東京外国為替市場でドル円は堅調。17時時点では159.89円と15時時点(159.81円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。時間外の米長期金利が小幅に上昇したこともあり、ユーロやポンドなどに対してドルが買われると、対円でも徐々にドル買いが進んだ。ドル円は一時、24日高値を僅かに上抜け159.93円まで上値を広げる堅調な動き。もっとも、160.00円には複数日カットのオプションが設定されていることや、売りオーダーも散見されていることもあり、現時点では上値も抑えられている。

 ユーロドルはじり安。17時時点では1.0694ドルと15時時点(1.0703ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢参入後は緩やかなスピードながらも1.0685ドルまでじり安。また、ポンドドルは1.2667ドル、ドルスイスフランは0.8965フランまでそれぞれ欧州通貨安・ドル高が進行した。なお、欧州株は反発して始まったがユーロの支えにはなっていない。

 ユーロ円は方向感がない。17時時点では170.99円と15時時点(171.05円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの売りに連れて一時170.85円まで下押しした。しかし、徐々にドル円にも買いが集まったことで、再び171円台を回復するなど一方的な動きにはなりにくく方向感が出ていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:159.62円 - 159.93円
ユーロドル:1.0685ドル - 1.0718ドル
ユーロ円:170.85円 - 171.34円


(松井)
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