東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、上昇一服

 1日午後の東京為替市場で、ユーロドルは上昇が一服。17時時点では1.0754ドルと15時時点(1.0755ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。独10年債利回りが上昇して週明けの取引をスタート。6月13日以来の高水準2.55%台を一時つけるなか、ユーロドルは一時1.0776ドルまでじり高となった。しかし、その後は高寄りした欧州株の上昇幅縮小をにらみ、調整の売りを強めた。6月ユーロ圏製造業PMI改定値などは総じて予想より改善したが、相場への影響は限定的だった。

 ユーロ円も上昇一服。17時時点では173.16円と15時時点(173.20円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。対ドルでのユーロの底堅い動きや、欧州株のプラス推移を支援に、一時173.47円まで上昇。しかし欧州株の上昇幅縮小や過去最高値圏での利食い売りもあってか、173.10円付近へ下押した。

ドル円はもみ合い。17時時点では161.01円と15時時点(161.03円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。各通貨が、対ドルで強含んだ後に頭打ちとなったり、クロス円で上値を伸ばした後に失速したり、並行して上下するなか、ドル円は特段の方向感なく限られたレンジで推移した。
 

本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.63円-161.19円
ユーロドル:1.0711ドル-1.0776ドル
ユーロ円:172.28円-173.47円

(関口)
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