東京外国為替市場概況・8時 ポンド、落ち着いた動き

 5日の東京外国為替市場でポンドは落ち着いた動き。4日に投開票された総選挙の出口調査によると、下院の定数650議席のうち野党労働党が410議席を確保し、スターマー党首が次期首相に就任する見通しとなった。スナク首相が率いる与党保守党は131議席にとどまる見込み。保守党は歴史的敗北となるが、事前の世論調査に沿った内容であったこともあり、相場への影響は限定的。ポンドドルは1.2750ドル台、ポンド円は205.70円前後と前日終値付近での推移となっている。

 ドル円は小動き。8時時点では161.26円とニューヨーク市場の終値(161.28円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。前日終値付近で動意を欠いた。祝日明けの米国勢の動向が気になるところだが、本日は米雇用統計の発表が控えていることもあり、持ち高を傾けにくい状況は継続するか。

 ユーロ円も小動き。8時時点では174.34円とニューヨーク市場の終値(174.37円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。174.30円台での小動きとなっており、日本株の取引開始や本邦勢の本格参入を待つ状態だ。

 ユーロドルは8時時点では1.0811ドルとニューヨーク市場の終値(1.0812ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.19円-161.31円
ユーロドル:1.0810ドル-1.0814ドル
ユーロ円:174.27円-174.41円

(岩間)
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