欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円 一段高

 10日の欧州外国為替市場でユーロ円は一段高。20時時点では174.82円と17時時点(174.67円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。円の先安観が根強いなか、クロス円は堅調な動きが継続し、ユーロ円は174.90円まで過去最高値を更新した。また、ポンド円は2008年8月以来の高値となる206.99円まで上値を伸ばした。

 ドル円は底堅い。20時時点では161.54円と17時時点(161.49円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。クロス円の堅調な動きも支えに161.61円まで高値を更新した。もっとも明日に米6月消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることや米10年債利回りが低下気味に推移していることもあり、161円半ばで値動きは限られている。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0821ドルと17時時点(1.0816ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。新規の手がかりが乏しいなか、本日これまでのレンジはわずか14Pips程度と1.08ドル前半の狭いレンジ内で動意が鈍い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.26円 - 161.61円
ユーロドル:1.0811ドル - 1.0825ドル
ユーロ円:174.39円 - 174.90円

(金)
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