欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、戻り鈍い

 2日の欧州外国為替市場でユーロ円は戻りが鈍い。20時時点では173.20円と、17時時点(173.26円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。欧州株のマイナス推移が続くなかリスク回避の円買い・ユーロ売り優位の状態が継続。173.09円まで小幅に下値を広げる場面もあった。

 ユーロドルも戻りが限定的。20時時点では1.0717ドルと17時時点(1.0718ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。欧州株安を手掛かりに欧州通貨はさえない地合いが持続。一時1.0710ドルまでじり安となった。

 ドル円は20時時点では161.61円と17時時点(161.65円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。欧州通貨主導の相場が続き、ドル円は限られたレンジで推移した。神田財務官から「最近の為替の動きは投機的な動きの兆候を示している」などの発言も聞かれたが特段の反応を示さなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.41円-161.74円
ユーロドル:1.0710ドル-1.0741ドル
ユーロ円:173.09円-173.60円

(関口)
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