欧州外国為替市場概況・22時 ユーロ円、下げ渋り

 10日の欧州外国為替市場でユーロ円は下げ渋り。22時時点では168.61円と20時時点(168.38円)と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。欧州政局不安や株価下落を受けた売りが一服すると、168.30円を底に一時168.80円台まで買い戻される場面があった。

 ドル円は小高い。22時時点では156.97円と20時時点(156.82円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。クロス円の売りが一巡したことで157円付近まで下値を切り上げたが、動き自体は鈍い。市場では「今週は日米金融政策の発表を控えていることで様子見ムードが強い」との声が聞かれている。

 ユーロドルは22時時点では1.0741ドルと20時時点(1.0737ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。欧州政局に対する先行き不透明感からの売りが落ち着いたが、反発力も弱い。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:156.52円 - 157.20円
ユーロドル:1.0733ドル - 1.0809ドル
ユーロ円:168.30円 - 169.35円


(越後)
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