欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル 小じっかり

 12日の欧州外国為替市場でユーロドルは小じっかり。20時時点では1.0890ドルと17時時点(1.0875ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。昨日の6月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日も6月米卸売物価指数(PPI)や7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)の1年先のインフレ期待などインフレデータの発表が予定されているなか、ドルの上値が重く1.0892ドルまで上昇し昨日の高値1.0900ドルに迫った。また、ポンドドルは昨日の高値を上回り1.2962ドルまで年初来高値を更新した。

 ドル円は底堅い。20時時点では159.11円と17時時点(159.21円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。対欧州通貨を中心にドルが重い動きとなり、東京早朝につけた159.45円を前に伸び悩むも、本日これまでの高値圏となる159円前半で小動き。日銀当座預金見通しでは昨日に日本当局が約3.5兆円の円買い介入を実施した可能性が示唆された。

 ユーロ円は上昇。20時時点では173.28円と17時時点(173.16円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の底堅い動きやユーロドルのじり高を支えに173.43円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.76円 - 159.45円
ユーロドル:1.0862ドル - 1.0892ドル
ユーロ円:171.52円 - 173.43円

(金)
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