欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、強含み

 15日の欧州外国為替市場でユーロドルは強含み。20時時点では1.0910ドルと17時時点(1.0896ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。低下基調だった独10年債利回りが本日の低下幅をほぼ打消したことなどを支えにユーロ買いが優勢に。目先の上値めどと見られていた先週末高値1.0911ドルや6月高値1.0916ドルを上抜けて、3月21日以来のユーロ高水準となる1.0920ドルまで買われた。一巡後は利食い売りに押されるも、大台は維持した。

 ユーロ円は上値伸ばす。20時時点では172.32円と17時時点(172.06円)と比べて26銭程度のユーロ高水準だった。時間外の米株先物が堅調に推移し、ダウ先物が220ドル超高まで上げ幅を拡大した。売りが先行していた欧州株も下げ幅を縮小し、リスクセンチメントの改善を背景にユーロ買い円売りが進行。172.56円まで日通し高値を更新した。

 ドル円は下げ渋り。20時時点では157.95円と17時時点(157.92円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。米長期金利を眺めながらの動きが続いた。米10年債利回りが4.20%前半まで上昇幅を縮小すると157.75円まで下値を広げた。その後、米金利が再び上昇すると158.11円まで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.75円 - 158.42円
ユーロドル:1.0882ドル - 1.0920ドル
ユーロ円:171.81円 - 172.56円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。