ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、弱含み

 18日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは弱含み。24時時点では1.0914ドルと22時時点(1.0928ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で、市場予想通り政策金利を4.25%で据え置くことを決めたと発表。声明では「インフレ率は来年も目標を上回る水準が続く可能性が高い」「今後も金融政策はデータ依存で会合ごとに決定し、金利の道筋を事前に約束することはない」と指摘した。
 また、ラガルドECB総裁も理事会後の会見で「9月にどうするかはまだ決まっていない」と強調し、次の動きについて示唆を与えなかった。
 ただ、そのあとは独長期金利が低下傾向を強めたことからユーロ売り・ドル買いが優勢となった。23時30分前には一時1.0905ドルと日通し安値を更新した。

 ドル円は堅調。24時時点では156.75円と22時時点(156.44円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。対ユーロなどでドル高が進んだ影響を受けた。6月米景気先行指標総合指数が予想を上回ったことも相場の支援材料となり、一時156.84円と日通し高値を更新した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では171.08円と22時時点(170.96円)と比べて12銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.38円 - 156.84円
ユーロドル:1.0905ドル - 1.0941ドル
ユーロ円:170.00円 - 171.19円


(中村)
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