NYマーケットダイジェスト・19日 株安・金利上昇・ドル小幅高
(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.48円(前営業日比△0.11円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.39円(▲0.10円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0882ドル(▲0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:40287.53ドル(▲377.49ドル)
ナスダック総合株価指数:17726.94(▲144.28)
10年物米国債利回り:4.23%(△0.03%)
WTI原油先物8月限:1バレル=80.13ドル(▲2.69ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2399.1ドル(▲57.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら続伸。世界規模で発生したシステム障害を受けて、投資家がリスク回避姿勢を強めると、欧州時間には一時本日安値となる156.96円まで値を下げた。
ただ、NY市場に限れば157円台半ばでのもみ合いに終始した。米国株相場の下落に伴うリスク・オフの円買い・ドル売りが入った半面、欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル高が進んだ影響を受けたため、相場はもみ合いの展開となった。
なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁はこの日、「米連邦準備理事会(FRB)は引き続き2%のインフレ目標達成に注力している」と述べたものの、金融政策の見通しについては言及しなかった。
・ユーロドルは続落。世界各地で発生した大規模なシステム障害を受けて、投資家心理が悪化したことから、リスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出やすかった。4時前には一時1.0876ドルと日本時間夕刻に付けた日通し安値に面合わせした。
ただ、16日の安値1.0872ドルが目先サポートとして意識されたため、一本調子で下落する展開にはならなかった。
・ユーロ円は小反落。アジア時間に一時171.88円まで値を上げたものの、日本時間夕刻には170.92円まで値を下げた。NY市場では171円台半ばでのもみ合いに終始した。
・オセアニア通貨は軟調だった。ダウ平均が一時460ドル超下げるなど、米国株相場が軟調に推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは一時0.6680米ドル、豪ドル円は105.19円付近まで下落したほか、NZドル米ドルは0.6006米ドル、NZドル円は94.58円まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。世界的なシステム障害の影響を見極めようと神経質な商いとなる中、売りが優勢となった。マイクロソフトは一時2%近く下げたほか、障害の原因とみられるセキュリティーソフトを手掛けるクラウドストライク・ホールディングスは15%下げる場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。週末を控える中、持ち高調整目的の売りが優勢となった。ただ、主要な米経済指標の発表などがなく手掛かり材料に欠けたため、大きな方向感は出なかった。
・原油先物相場は続落。世界的なシステム障害の影響で、欧州通貨やオセアニア通貨に対してリスク回避のドル買いが進むと、ドルで取引される原油先物は割高感から売りが優勢になった。また、引けにかけては週末を前にしたポジション調整の売りで下げ幅を広げて引けた。
・金先物相場は3日続落。世界規模のシステム障害にもかかわらずリスク資産の買いにはならず、コモディティ価格は総じて上値が重く推移した。欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル高が進んだこともあり、ドルで取引される金先物は割高感から軟調な動き。今週に入り最高値を更新したことで、週末を前に利食いの売りも入っていたとの声もあった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.48円(前営業日比△0.11円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.39円(▲0.10円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0882ドル(▲0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:40287.53ドル(▲377.49ドル)
ナスダック総合株価指数:17726.94(▲144.28)
10年物米国債利回り:4.23%(△0.03%)
WTI原油先物8月限:1バレル=80.13ドル(▲2.69ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2399.1ドル(▲57.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら続伸。世界規模で発生したシステム障害を受けて、投資家がリスク回避姿勢を強めると、欧州時間には一時本日安値となる156.96円まで値を下げた。
ただ、NY市場に限れば157円台半ばでのもみ合いに終始した。米国株相場の下落に伴うリスク・オフの円買い・ドル売りが入った半面、欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル高が進んだ影響を受けたため、相場はもみ合いの展開となった。
なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁はこの日、「米連邦準備理事会(FRB)は引き続き2%のインフレ目標達成に注力している」と述べたものの、金融政策の見通しについては言及しなかった。
・ユーロドルは続落。世界各地で発生した大規模なシステム障害を受けて、投資家心理が悪化したことから、リスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出やすかった。4時前には一時1.0876ドルと日本時間夕刻に付けた日通し安値に面合わせした。
ただ、16日の安値1.0872ドルが目先サポートとして意識されたため、一本調子で下落する展開にはならなかった。
・ユーロ円は小反落。アジア時間に一時171.88円まで値を上げたものの、日本時間夕刻には170.92円まで値を下げた。NY市場では171円台半ばでのもみ合いに終始した。
・オセアニア通貨は軟調だった。ダウ平均が一時460ドル超下げるなど、米国株相場が軟調に推移するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが出た。豪ドル米ドルは一時0.6680米ドル、豪ドル円は105.19円付近まで下落したほか、NZドル米ドルは0.6006米ドル、NZドル円は94.58円まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。世界的なシステム障害の影響を見極めようと神経質な商いとなる中、売りが優勢となった。マイクロソフトは一時2%近く下げたほか、障害の原因とみられるセキュリティーソフトを手掛けるクラウドストライク・ホールディングスは15%下げる場面があった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。週末を控える中、持ち高調整目的の売りが優勢となった。ただ、主要な米経済指標の発表などがなく手掛かり材料に欠けたため、大きな方向感は出なかった。
・原油先物相場は続落。世界的なシステム障害の影響で、欧州通貨やオセアニア通貨に対してリスク回避のドル買いが進むと、ドルで取引される原油先物は割高感から売りが優勢になった。また、引けにかけては週末を前にしたポジション調整の売りで下げ幅を広げて引けた。
・金先物相場は3日続落。世界規模のシステム障害にもかかわらずリスク資産の買いにはならず、コモディティ価格は総じて上値が重く推移した。欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル高が進んだこともあり、ドルで取引される金先物は割高感から軟調な動き。今週に入り最高値を更新したことで、週末を前に利食いの売りも入っていたとの声もあった。
(中村)