NYマーケットダイジェスト・12日 株高・金利低下・円高
(12日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.83円(前営業日比▲1.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.16円(▲0.46円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0907ドル(△0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:40000.90ドル(△247.15ドル)
ナスダック総合株価指数:18398.45(△115.04)
10年物米国債利回り:4.18%(▲0.03%)
WTI原油先物8月限:1バレル=82.21ドル(▲0.41ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2420.7ドル(▲1.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月米卸売物価指数(PPI)
前月比 0.2% 0.0%・改
前年同月比 2.6% 2.4%・改
6月米PPIコア指数
前月比 0.4% 0.3%・改
前年同月比 3.0% 2.6%・改
7月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値
66.0 68.2
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。NY時間に入ると昨日同様に売りが強まった。6月米卸売物価指数(PPI)が予想比で上振れたことを受けて159.15円付近まで上昇する場面があったものの、22時過ぎからは円買い・ドル売りの動きが優勢に。市場では政府・日銀が2日連続で円買い介入に踏み切ったのではないかとの見方も浮上するなか、昨日安値の157.44円を下抜けて6月17日以来の安値となる157.38円まで下押しした。その後は158.40円台までいったん買い戻しが入ったが、23時過ぎには再び157.40円付近まで下落するなど戻りの鈍さが目立った。米10年債利回りが4.17%台まで低下したことも相場の重しになった。
・ユーロ円は続落。22時から円買い圧力が強まった場面では171.47円まで本日安値を更新。一巡後は172.60円台まで下値を切り上げたが、23時過ぎには再び171.50円台まで押し戻された。総じてドル円と同様に値動きの荒さが目立ち、172.00円を挟んだレンジ内で神経質に上下した。
・ユーロドルは3日続伸。円絡みの取引が目立つ中で値幅は限られたが、24時過ぎに1.0911ドルまで上値を伸ばした。その後も米金利低下などを支えに高値圏で底堅く推移した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。昨日発表の6月米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示したことを受け、米利下げ観測を手掛かりにした買いが続いた。本日発表の6月米卸売物価指数(PPI)は予想を上回る内容となったが、7月米ミシガン大学期待インフレ率が1年先と5年先ともに前月を下回ったことも利下げ期待を後押し。指数は約2カ月ぶりに4万ドルの大台を回復した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに向かうとの思惑が広がるなか、債券買いが優勢となった。
・原油先物相場は3営業日ぶりに反落。時間外では上値を試すも、NY勢の本格参入後からは伸び悩んだ。7月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値が予想より弱かったことが相場の重しとなり、週末を控えた持ち高調整の売りにも押された。
・金先物相場は小幅ながらも4営業日ぶりに反落。時間外から利益確定売りが先行し、上値重く推移するなかで6月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ると、2400ドル割れまで下落した。もっとも大台割れの底堅さを確認すると、その後は下値を切り上げる展開に。米長期金利の低下や為替のドル安基調が支えとなって、週引けにかけて下げ幅を縮小した。
(岩間)
ドル・円相場:1ドル=157.83円(前営業日比▲1.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.16円(▲0.46円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0907ドル(△0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:40000.90ドル(△247.15ドル)
ナスダック総合株価指数:18398.45(△115.04)
10年物米国債利回り:4.18%(▲0.03%)
WTI原油先物8月限:1バレル=82.21ドル(▲0.41ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2420.7ドル(▲1.2ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月米卸売物価指数(PPI)
前月比 0.2% 0.0%・改
前年同月比 2.6% 2.4%・改
6月米PPIコア指数
前月比 0.4% 0.3%・改
前年同月比 3.0% 2.6%・改
7月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値
66.0 68.2
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は続落。NY時間に入ると昨日同様に売りが強まった。6月米卸売物価指数(PPI)が予想比で上振れたことを受けて159.15円付近まで上昇する場面があったものの、22時過ぎからは円買い・ドル売りの動きが優勢に。市場では政府・日銀が2日連続で円買い介入に踏み切ったのではないかとの見方も浮上するなか、昨日安値の157.44円を下抜けて6月17日以来の安値となる157.38円まで下押しした。その後は158.40円台までいったん買い戻しが入ったが、23時過ぎには再び157.40円付近まで下落するなど戻りの鈍さが目立った。米10年債利回りが4.17%台まで低下したことも相場の重しになった。
・ユーロ円は続落。22時から円買い圧力が強まった場面では171.47円まで本日安値を更新。一巡後は172.60円台まで下値を切り上げたが、23時過ぎには再び171.50円台まで押し戻された。総じてドル円と同様に値動きの荒さが目立ち、172.00円を挟んだレンジ内で神経質に上下した。
・ユーロドルは3日続伸。円絡みの取引が目立つ中で値幅は限られたが、24時過ぎに1.0911ドルまで上値を伸ばした。その後も米金利低下などを支えに高値圏で底堅く推移した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。昨日発表の6月米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化を示したことを受け、米利下げ観測を手掛かりにした買いが続いた。本日発表の6月米卸売物価指数(PPI)は予想を上回る内容となったが、7月米ミシガン大学期待インフレ率が1年先と5年先ともに前月を下回ったことも利下げ期待を後押し。指数は約2カ月ぶりに4万ドルの大台を回復した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに向かうとの思惑が広がるなか、債券買いが優勢となった。
・原油先物相場は3営業日ぶりに反落。時間外では上値を試すも、NY勢の本格参入後からは伸び悩んだ。7月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値が予想より弱かったことが相場の重しとなり、週末を控えた持ち高調整の売りにも押された。
・金先物相場は小幅ながらも4営業日ぶりに反落。時間外から利益確定売りが先行し、上値重く推移するなかで6月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ると、2400ドル割れまで下落した。もっとも大台割れの底堅さを確認すると、その後は下値を切り上げる展開に。米長期金利の低下や為替のドル安基調が支えとなって、週引けにかけて下げ幅を縮小した。
(岩間)