ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ドル円、3日ぶり反落

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反落。終値は157.04円と前営業日NY終値(157.48円)と比べて44銭程度のドル安水準だった。ただ、下値は堅かった。アジア時間に一時156.29円まで下落したものの、一目均衡表雲の上限156.23円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。欧米株価の上昇に伴う円売り・ドル買いも優勢となった。米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いも出ると、一時157.17円付近まで下値を切り上げた。
 なお、バイデン米大統領は21日、11月の米大統領選から撤退すると表明。共和党のトランプ前大統領が当選する可能性が後退したものの、為替相場への影響は限定的だった。

 ユーロドルは3日ぶり小反発。終値は1.0891ドルと前営業日NY終値(1.0882ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。本日は欧米の経済指標の発表などがなく手掛かり材料に欠けたことから、相場は大きな方向感が出なかった。今日の安値はNY時間に付けた1.0873ドル、高値はアジア時間に付けた1.0903ドルで1日の値幅は0.0030ドル程度だった。

 ユーロ円は続落。終値は171.03円と前営業日NY終値(171.39円)と比べて36銭程度のユーロ安水準。日本時間夕刻に一時170.06円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。3時過ぎには171.15円付近まで下値を切り上げた。ドル円につれた動きとなった。

本日の参考レンジ
ドル円:156.29円 - 157.61円
ユーロドル:1.0873ドル - 1.0903ドル
ユーロ円:170.06円 - 171.66円

(中村)
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