東京外国為替市場概況・17時 ドル円、日通し安値更新

【本文一部を訂正します】

 23日午後の東京外国為替市場でドル円は日通し安値更新。17時時点では156.03円と15時時点(156.31円)と比べて28銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.25%台まで上昇したことに連れて、ドル円も156.20円を底に156.60円近辺まで戻した。しかし、日米株指数先物がやや弱含んでいることや、クロス円のストップ付けの売りが入ると上値が重くなり、17時前は155.94円まで弱含み日通し安値を更新した。

 ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.0876ドルと15時時点(1.0890ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。米金利の上昇でユーロドルは徐々に上値が切り下がったが、その後もクロス円の売りで上値が重くなり1.0874ドルまで弱含んだ。なお、ポンドドルは1.2912ドル、豪ドル/ドルは0.6622ドルまでじり安。

 ユーロ円は下げ幅拡大。17時時点では169.70円と15時時点(170.23円)と比べて53銭程度のユーロ安水準だった。昨日支えられた170.00円の大台割れの下にあったストップロスをつけると、買い戻しは限られ169.63円まで下げ幅を広げた。また、ポンド円は201.44円、豪ドル円は103.30円まで弱含むなど、クロス円は総じて軟調だった。なお、欧州株式市場は、独DAXは続伸しているが、仏・伊・英株などは地合いが弱い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.94円 - 157.10円
ユーロドル:1.0874ドル - 1.0897ドル
ユーロ円:169.63円 - 171.09円


(松井)
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