東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 23日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では156.65円とニューヨーク市場の終値(157.04円)と比べて39銭程度のドル安水準だった。昨日NY時間の高値157.17円手前で頭の重さを確認すると、一時156.60円まで売りに押された。また、自民党の茂木幹事長が昨日の講演で日銀に対して金融正常化に向けた情報発信を求めたと伝わったこともあり、一部市場では「金利先高観が円買いを促している面がある」との声も聞かれた。

 ユーロ円も弱含み。10時時点では170.59円とニューヨーク市場の終値(171.03円)と比べて44銭程度のユーロ安水準だった。全般に円買いが進んだ流れに沿って170.54円まで下押しした。日経平均株価はここまで5営業日ぶりに反発しているが、株高を手掛かりにした動きは目立っていない。

 ユーロドルは10時時点では1.0890ドルとニューヨーク市場の終値(1.0891ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.0890ドル前後での小動きが続いており、依然として方向感は出ていない。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.60円 - 157.10円
ユーロドル:1.0887ドル - 1.0893ドル
ユーロ円:170.54円 - 171.09円

(岩間)
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