欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、方向感なく上下

 22日の欧州外国為替市場でドル円は方向感なく上下。22時時点では156.80円と20時時点(156.81円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。欧州序盤で156.29円まで弱含んだ後は下げ渋り、暫くの間は156円半ばと157円手前の間で上下していた。しかし、独DAXや英FT100などが上げ幅を徐々に広げると157円台を回復した。ただ、米10年債利回りが再び4.20%台まで低下したことで上値も限られ、22時過ぎには再び156.70円台まで下押しするなど方向感なく上下している。市場では米民主党の動向を見定めるまでは積極的に動きにくいとの声があった。

 ユーロドルは小幅安。22時時点では1.0878ドルと20時時点(1.0889ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。対円や対オセアニア通貨でのドル買いの流れが徐々にユーロドルにも波及し、22時前に1.0875ドルまで小幅に弱含んだ。なお、豪ドル/ドルは0.6644ドル、NZドル/ドルは5月8日以来となる0.5984ドルまでじり安になり、日通し安値を更新している。

 ユーロ円は上値が抑えられる。22時時点では170.57円と20時時点(170.76円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に欧州株高を支えにユーロ円も買われたが、171円手前では上値が抑えられ、その後はドル円が156.80円割れまで下がるとユーロ円も170円半ばまで戻した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.29円 - 157.61円
ユーロドル:1.0875ドル - 1.0903ドル
ユーロ円:170.06円 - 171.66円


(松井)
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