欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、下げ一服

 17日の欧州外国為替市場でドル円は下げが一服。20時時点では156.73円と17時時点(157.07円)と比べて34銭程度のドル安水準だった。東京時間に伝えられた「米国が対中半導体規制でさらなる厳しいルールを検討していることを同盟国に警告」との報道を背景に時間外の日経平均先物や米株先物が下落したことを受け、18時前後に156.10円と6月12日以来の安値を付けた。もっとも、売りの勢いが一服した後は156円台後半まで値を戻した。
 
 ユーロ円も下げが一服。20時時点では171.32円と17時時点(171.33円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げをきっかけに全面的な円高の流れとなる中、170.75円まで下落して6月25日安値(170.71円)に迫った。ドル円の下げが一服した後は、171円台前半でのもみ合いとなった。

 ユーロドルは強含み。20時時点では1.0931ドルと17時時点(1.0908ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でのドル売りが強まる中、1.0945ドルまで上値を伸ばして3月以来となる高値をつけた。ポンドドルは昨年7月以来となる1.3044ドルまで上昇した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.10円-158.61円
ユーロドル:1.0895ドル-1.0945ドル
ユーロ円:170.75円-172.83円

(川畑)
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