欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、もみ合い

 15日の欧州外国為替市場でドル円はもみ合い。22時時点では157.96円と20時時点(157.95円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。158円台を回復し、米10年債利回りが4.24%台で上昇幅を広げたことに後押しされて158.17円付近まで買い戻された。ただしその後、米金利が伸び悩むと158円割れまで下押しするなど、狭いレンジの中で米長期金利の上下につれる展開が続いた。

 ユーロドルは上昇一服。22時時点では1.0907ドルと20時時点(1.0910ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。19時台につけた1.0920ドルを頭に1.0902ドル近辺まで持ち高調整の売りに押された。ポンドドルが1.30ドルに届かず、1.2970ドル付近まで失速したことに引きずられた面もあった。

 ユーロ円はやや伸び悩み。22時時点では172.29円と20時時点(172.32円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。172.50円台まで再び買われるも、19時台につけた172.56円には触れずに上値を切り下げた。
 なお、一部の新興国通貨は売り優勢。南ア・ランド円が8.80円付近から8.65円まで下落し、メキシコペソ円も8.85円まで弱含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.75円 - 158.42円
ユーロドル:1.0882ドル - 1.0920ドル
ユーロ円:171.81円 - 172.56円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。