欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、一進一退

 5日の欧州外国為替市場でドル円は一進一退。22時時点では160.94円と20時時点(160.80円)と比べて14銭程度のドル高水準だった。米6月非農業部門雇用者数が前月比+20.6万人と予想の同比+19.0万人を上回ったことで一旦は161.00円前後まで強含んだものの、失業率が4.1%と予想の4.0%を上回ったことで160.35円まで反落した。ただ、根強い円先安観から押し目買い意欲は強く、すぐに161.15円前後まで反発するなど荒い値動きとなった。

 ユーロドルも一進一退。22時時点では1.0829ドルと20時時点(1.0825ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。米雇用統計発表後は1.0804ドルから1.0842ドルをレンジに上下した。

 ユーロ円は22時時点では174.29円と20時時点(174.06円)と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。米6月雇用統計を受けてドルが乱高下する中、173.80円台から174.30円台まで強含みに推移した。

 カナダドルは売り優勢。6月カナダ雇用統計で新規雇用者数が増加予想に反して減少したうえ、失業率も予想より悪化したことで対ドルで1.3632カナダドル、対円で117.74円まで下落した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.35円-161.40円
ユーロドル:1.0804ドル-1.0842ドル
ユーロ円:173.72円-174.47円

(山下)
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