欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、失速

 8日の欧州外国為替市場でドル円は失速。22時時点では160.69円と20時時点(160.93円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。円売りが一服するなか、低下に転じた米長期金利の動きがドルの上値を圧迫し、160.60円台に押し戻された。

 ユーロドルは小高い。22時時点では1.0844ドルと20時時点(1.0829ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが4.27%近辺とマイナス圏に沈んだ動きがドルの重しとなり、1.0845ドルまで6月12日以来の高値を更新した。

 ユーロ円は22時時点では174.26円と20時時点(174.28円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが強含みに推移したものの、ドル円が弱含みに推移したことで、174.20円台を中心に値動きは限られた。

 ポンドドルは、ハスケル英MPC委員がインフレ高止まりから政策金利据え置きを主張したことで、1.2840ドルまで上値を伸ばした。ポンド円も206.67円まで連れ高に推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.26円 - 161.12円
ユーロドル:1.0802ドル - 1.0845ドル
ユーロ円:173.52円 - 174.63円


(山下)
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