欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、小高い

 18日の欧州外国為替市場でドル円は小高い。20時時点では156.39円と17時時点(156.24円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。欧州市場に入り156円割れ水準での底堅さを確認すると、時間外の米10年債利回りが4.18%台に上昇したことに後押しされ、東京昼過ぎにつけた156.57円を上抜けて156.59円まで本日高値を更新。もっとも、その後は156円台前半でのもみ合いが続いた。

 ユーロドルは様子見。20時時点では1.0933ドルと17時時点(1.0931ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇に反応して1.0920ドル台に下押すも、本日安値を前に下げ渋り。その後は1.0930ドル前後でのもみ合いとなった。この後に欧州中銀(ECB)理事会やラガルドECB総裁会見を控えていることもあり、売買が手控えられた面もありそうだ。

 ユーロ円はもみ合い。20時時点では170.98円と17時時点(170.79円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が上昇した影響を受けて一時171.17円付近まで値を上げるも、本日高値が目先の抵抗として意識されると伸び悩み。もっとも、その後の下押しを170.80円台に留めると、171円を挟んでのもみ合いが続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.38円 - 156.59円
ユーロドル:1.0926ドル - 1.0941ドル
ユーロ円:170.00円 - 171.19円


(川畑)
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