欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、戻り鈍い

 17日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。22時時点では156.56円と20時時点(156.73円)と比べて17銭程度のドル安水準だった。156円台半ばを挟んだ水準でのもみ合い。一時は156.30円台まで再び下押す場面も見られるなど、海外勢の参入後に急ピッチで値を下げた後も戻りは鈍かった。昨日からトランプ前米大統領や河野デジタル相など円安の是正を求める声が相次いで伝わっているほか、日米株価指数の軟調推移なども引き続き相場の重しとなっているようだ。
 なお、6月米住宅着工件数や同建設許可件数は予想より強い結果となり、米10年債利回りは4.18%台まで上昇幅を拡大したが、相場への影響は限定的だった。 

 ユーロドルは小高い。22時時点では1.0942ドルと20時時点(1.0931ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。限られた値幅内での動きとなったが、本日高値の1.0945ドルに迫る水準まで値を上げた。

 ユーロ円は22時時点では171.31円と20時時点(171.32円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇につれて171.40円台まで下値を切り上げたものの、全般に円買い圧力が根強いこともあって買い戻しの勢いは鈍かった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.10円 - 158.61円
ユーロドル:1.0895ドル - 1.0945ドル
ユーロ円:170.75円 - 172.83円

(岩間)
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