ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、戻り鈍い

 30日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは戻りが鈍い。24時時点では1.0805ドルと22時時点(1.0802ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だったが、24時前に一時1.0798ドルと4日以来の安値を付けた。6月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数や7月米消費者信頼感指数が予想を上回ると、米10年債利回りが上昇に転じたためドル買いがじわりと強まった。

 ドル円は弱含み。24時時点では154.60円と22時時点(154.93円)と比べて33銭程度のドル安水準だった。23時発表の米経済指標が予想を上回ったことが分かると買い戻しが入ったものの、NHKが「日銀は明日まで開く金融政策決定会合で政策金利を0.25%程度に引き上げる案などを議論」と報じると円買い・ドル売りで反応した。24時過ぎには一時153.83円付近まで下押しした。

 ユーロ円はさえない。24時時点では167.04円と22時時点(167.36円)と比べて32銭程度のユーロ安水準。日銀による追加利上げへの思惑が高まると円買い・ユーロ売りが優勢となり、一時166.20円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.62円 - 155.22円
ユーロドル:1.0798ドル - 1.0836ドル
ユーロ円:166.19円 - 167.95円


(中村)
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