ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、さえない

 29日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルはさえない。24時時点では1.0815ドルと22時時点(1.0816ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。独長期金利が低下した一方、米長期金利が低下幅を縮小するとユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ユーロポンドやユーロカナダドルなど一部ユーロクロスの下落につれた売りも出て、一時1.0803ドルと日通し安値を付けた。

 ドル円は下値が堅い。24時時点では154.04円と22時時点(153.88円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。米長期金利が低下幅を縮小すると全般ドル買いが優勢となり、154.21円付近まで持ち直した。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.75と11日以来の高値を更新した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では166.60円と22時時点(166.44円)と比べて16銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.02円 - 154.35円
ユーロドル:1.0803ドル - 1.0870ドル
ユーロ円:166.24円 - 167.52円


(中村)
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