欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、売り一服

 31日の欧州外国為替市場でドル円は売り一服。22時時点では150.32円と20時時点(150.50円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。日銀の追加利上げへの思惑が高まるなか、NY勢参入後は売りが再開。7月ADP全米雇用報告や4-6月期米雇用コスト指数が市場予想を下回り、米10年債利回りが低下したことも売りを促し、一時149.79円と3月19日以来の安値を付けた。もっとも、本日高値からすでに4円弱下落していることもあり、一巡後は短期的な戻りを期待した買いが入り150.40円台まで下げ渋っている。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.0841ドルと20時時点(1.0833ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下を支えに昨日高値の1.0836ドルを上抜けて1.0848ドルまで値を上げた。

 ユーロ円は22時時点では162.96円と20時時点(163.04円)と比べて8銭程度のユーロ安水準だった。NYタイム序盤はドル絡みの取引が主導しているため、ユーロ円自体は163円を挟んで方向感がない。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:149.79円 - 153.88円
ユーロドル:1.0807ドル - 1.0848ドル
ユーロ円:162.21円 - 166.53円


(越後)
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