欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、戻り限定的

 31日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが限定的。20時時点では150.50円と17時時点(150.91円)と比べて41銭程度のドル安水準だった。日銀金融政策引き締めの余波による円買いが3月19日以来の安値150.07円まで進行。150円割れはいったん回避したものの反発力は限られている。

 ユーロ円もさえない。20時時点では163.04円と、17時時点(163.26円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。日銀会合後の円買いが、ドル円同様に3月19日以来となる安値162.21円まで進んだ。その後の戻りにも強さがない。

 ユーロドルはじり高。20時時点では1.0833ドルと17時時点(1.0818ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の急落に引っ張られ、1.0807ドルまで小幅に本日安値を更新。しかし対円でのドル急落の影響が次第に効き始め、昨日高値1.0836ドルに迫る1.0835ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.07円 - 153.88円
ユーロドル:1.0807ドル - 1.0835ドル
ユーロ円:162.21円 - 166.53円

(関口)
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