欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、戻りが鈍い

 2日の欧州外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。20時時点では148.80円と17時時点(149.21円)と比べて41銭程度のドル安水準だった。16時過ぎにつけた本日ここまでの安値148.63円からの戻りは149.32円前後にとどまり、時間外取引の米10年債利回りが2月2日以来の低水準を3.92%台まで更新したことを重しに再び148円後半へ下押し。米雇用統計を控えるなか神経質な動きだった。

 ユーロドルはじり高。20時時点では1.0823ドルと17時時点(1.0804ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。昨日の英中銀の利下げ決定を受けて上値が重くなっているポンドに対しユーロ買いに傾いていることも支えに1.0825ドルまで上昇。ユーロポンドは0.8500ポンドまで6月7日以来のユーロ高・ポンド安となった。

 ユーロ円は戻り限定的。20時時点では161.05円と、17時時点(161.21円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルのじり高はやや支えとなったものの、ドル円の円買い傾向の影響や、米株先物の重い推移もあってさえない動きだった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.63円 - 149.77円
ユーロドル:1.0782ドル - 1.0825ドル
ユーロ円:160.38円 - 161.59円

(関口)
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