5日香港株=続落か、米景気後退の懸念が重荷

 週明け5日の香港市場は続落か。前週末の米株式相場の大幅下落を受け、香港市場でも幅広いセクターに下押し圧力がかかるだろう。2日発表の米7月雇用統計が予想以上に悪化したことで、米景気後退(リセッション)懸念が広がり、投資家がリスク回避姿勢を強めると予想する。

 もっとも、前週末のハンセン指数終値は4月23日以来およそ3カ月ぶりの安値だっただけに、売り一巡後は下げ渋る展開がありそうだ。米長期金利の低下も一定の下支えになり得る。2日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年債利回りは弱い米雇用統計を受けて前日の3.978%から3.790%に低下した。一方、中国ではきょう午前に中国メディアの財新が発表する7月のサービス業購買担当者景気指数(PMI)が注目の材料となる。

 2日のNY株式相場はダウ平均など主要3株価指数がそろって続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、英金融大手のHSBC(00005)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、中国4大商業銀行の中国建設銀行(00939)などが香港終値を下回った半面、医薬品ネット通販の京東健康(06618)が上回って引けた。
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